回転どろ寿司

色んなネタ、どろくさく回転させるゼ

おにぎりが食べたいんだなあ

おはよう、おにぎりが食べたい。銀シャリ食べたい。

塩むすびを食べたい。

お米か。ちっちゃいころ、仏壇にお供えしてた白米、

「どろちゃん、まだ食べちゃダメだよ」

と、今はお空にいるばーちゃんに諭されて、

もう食べていいよと言ってもらえた時の、冷めた白米の嚙んだ時の甘味が

当時の私の馳走だった。

おそなえスイーツ、お米はおやつ。

我が家には幼少期、母の教育でスナック菓子が一切なかった。

お米には十分甘味がある、って母に言われた。

お豆腐はプリンなんだから味わって食べなさいと言われた。

 

私にとってお豆腐はプリン、醬油はカラメル。

甘味とは、白米、牛乳、この甘味を感じられる舌が大切。

のちほど、栄養学で学んだこと。

 

いま思えば誰におそなえしてたの?仏壇にいつもあった、好物の白米。

いやいや、ご先祖さまなんだろうけど、

だれのために、なんのために、おそなえしたものか

ばーちゃんに聞かないまま、なのが、くやまれる。

おそなえごはんの冷え飯が毎日の私の楽しみだった、日課だった。

もちろん、普通にごはんも食べたさ。

おそなえごはんの、つまみ食いが、たまらなかったんだなあ。

あの米は、神だ。あの神で私は生かされ、育ち、大人になった。

 

私の得意料理はおにぎりだ。

炊きあがったお米、炊飯器のお米、まず、塩をふりかける。

ナポリタンの上に粉チーズをまぶすように。

ふんわりしゃもじでお米と塩を優しく絡める。

熱さましに数分炊飯器のふたを開けたままにする。

そこからだ。握るのは。

手のひらサイズの小ぶりなおにぎりにする。

もっと食べたい!って欲望を持つことが大切。

握るのは多くて3回が、この試合のルール。

きれいにさんかくにならなくてもいいのだ。

くうきを含ますように、ふわっ、ふわ、ふわり。

おにぎりのトッピングは塩と空気だ。

そして、のりで包む、完成。

 

お米は、さめても、

おにぎりは、さめても、おいしい。

塩があれば上出来。

 

さて、朝ごはんでも食べますか

 

手にはもう何もつけずに、